「初春歌舞伎公演 通し狂言 遠山桜天保日記」


国立劇場で公演中の初春歌舞伎公演へ行って参りました。

私にとっては、新型感染症の流行以来3年ぶりとなってしまった国立劇場での初芝居。

現在の初代国立劇場の建替え前の最後の初春歌舞伎公演。

その演目は、名奉行”遠山の金さん”が主人公の「遠山桜天保日記」。


ちょうど時代物のイラストレーションの勉強の為にも、と歌舞伎を観はじめた14年ほど前の平成二十年に、当時歌舞伎では半世紀ぶりの上演だったという国立劇場でのこの公演を観て、歌舞伎と菊五郎さんの魅力にとり憑かれ、勉強そっちのけで歌舞伎にはまってしまったきっかけとなった、この”遠山の金さん”。

また再演してくれないかなあ、と長い間ずっと熱望していました!!

菊五郎さんの遠山金四郎!!よく通る艶やかな声のせりふまわしで、粋な江戸っ子と貫禄の旗本の格好良さに溢れています。

菊之助さんの若旦那から悪党の小三郎への変貌ぶりも気持ちいい!!

時蔵さんのおもとに松緑さんの短筒強盗角太夫や、菊五郎劇団の大立廻りと、魅力的で華やかな初芝居を堪能しました。

大詰めの大団円での恒例の手拭いまき。

「取れなかったー!!けどお芝居たのしかったあ~♪」と満足していると、お隣のお席のご夫婦が「ふたつ取れたのでおひとつどうぞ。お福わけ」とひとつ下さいました!!

自分で取れた時よりも、何倍ものお福を戴けたようで、とってもうれしい♪
ありがとうございます!!

うれしいお福わけを下さったすてきなご夫婦にも、たくさんのお福がある新年になりますように!!