「松園と華麗なる女性画家たち」展

syouenn

山種美術館で開催中の「松園と華麗なる女性画家たち」展へ行って来ました。

松園の作品をまとめて見たのは、2010年の東京国立近代美術館での「上村松園展」以来。
山種美術館所蔵の松園作品全18点が揃ったのを見たのは、その1年程前で、山種美術館が現在の広尾に移転する前の千鳥ヶ淵近くでの「〜美人画の粋〜上村松園」展以来です。
ひさしぶりに揃い踏みの山種の松園美人に会えるのをたのしみに、雨の中を出掛けて来ました。

新しくなった山種美術館で、山種所蔵の松園作品全てをまとめて見るのは、私自身は今回が初めて。

展示の保護ケースが、作品のひとつひとつ、それぞれに付けられていて、原画とガラスとの距離が短い保護ケースになっていたので、以前の展示ケースに比べ極近くに原画を見られ、格段に見やすくなった松園の技を細部までよりたっぷりと堪能することが出来たのが、とても嬉しかったです。

展覧会図録より『蛍』

 

特に『蛍』の楚々とした清い美人には、ずっと魅入ってしまいました。

華麗なる女性画家たち、という展覧会で、参考出品されていた、池田焦園の夫の池田輝方の六曲一双屏風の大作『夕立』にも惹かれました。

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美術館併設の「Cafe椿」で『新蛍』の女性が手にする団扇と簾に蛍をモチーフにした特性和菓子を戴きました。
中が綺麗なグリーンの柚あんで、柚の風味が爽やかな、とても美味しいお菓子。

今度、松園の美人たち勢揃いに会えるのはいつになるのかな?
度々会えると嬉しいです。

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