こまつ座「戯作者銘々伝」

gisakushya

江戸好きの友人が声を掛けてくれ、こまつ座の「戯作者銘々伝」を観に行って来ました。

普段、歌舞伎以外のお芝居をほとんど観ず、こまつ座のお芝居も観たことがなかったのですが、今回の新作は、黄表紙や洒落本の戯作者がテーマのお芝居と知り、以前から黄表紙にとても興味があったので、たのしみに出掛けました。

版元の蔦屋重三郎と戯作者の山東京伝・恋川春町・式亭三馬・朋誠堂喜三二・蜀山人そして、曲亭馬琴との関係とそれぞれの背景や人格の違いと特徴がよくわかり、面白かったです。

数年前に江戸庶民文化の講座で、山東京伝の「江戸生艶気樺焼」を読んで、黄表紙の茶化しや、言葉遊びを笑い捨てて、洒落をたのしむ遊び心とゆとりに、猛烈な面白みを感じ、その他の戯作者の黄表紙も読んでみたい!!と思いつつ、そのままになってしまっていましたが、これを機会に今度こそ、他の黄表紙も読んでみようと思っています。

興味の広がる面白い舞台に誘ってくれた友人に感謝。