虎屋のびーどろ玉〜ビードロのお話し〜

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虎屋の今月前半の季節の
生菓子「びーどろ玉」。

見かけのかわいらしさに惹かれて、はじめて戴いて
みました。

 

透明な琥珀羹の中にビー玉が浮かぶデザインは、アパレルブランドのミント
デザインズさんのもので、一昨年はじめて虎屋さんの店頭に並んだそう。

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ビードロ玉の語源は、ポルトガル語でガラスを意味するビードロ(vidro)。

ビードロという言葉は室町時代末期から江戸時代にかけて多く使用されたそうです。

ビー玉(ビードロ玉の略)遊びは、江戸時代の「穴一」という小石を使った子供の遊びを受け継ぎ、明治時代中期から流行したそう。

 

現代ではポッピンのことをビードロと呼びますが、「ビードロ」と聞くと、「ビードロを吹く娘」の名で有名な、江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿の「婦女人相十品 ポッピンを吹く娘」の浮世絵が思い浮かびます。

ご存知、ポッピンは、吹くとポッピンという音がする、ガラス製の玩具。
子供の頃、長崎のお土産で頂いて、薄く繊細で美しいポッピンを 割らない様に割らない様に、とドキドキしながら、あのすこしとぼけた様な軽い音を聞きたくて、吹きつづけたことを思い出します。

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もうひとつの「夏の空」をイメージした御膳餡のそぼろに琥珀糖を散らした
お菓子とともに、美味しく戴きました。