
歌舞伎座で上演中の八代目尾上菊五郎襲名披露「團菊祭五月大歌舞伎」夜の部へ行って参りました。
「五斗三番叟」と呼ばれる『義経腰越状』で幕開き。
豪傑の五斗兵衛が、禁酒の誓いを破り、酔っぱらって行く様が愉快で、竹田奴を相手に三番叟を踊る場面は見応えがあり、痛快な一幕。
松緑さんの五斗兵衛、とても良かったです。
二幕目は菊之助さん改め八代目尾上菊五郎と丑之助さん改め六代目尾上菊之助の親子そろっての襲名披露の『口上』。
七代目と八代目の菊五郎さんがそろっての襲名披露というのも大変めずらしくてお目出たく、感慨深くなります。
團十郎さんなどの幹部俳優さん達による、ユーモアたっぷりの過去話しに笑わせて貰い、八代目菊五郎さんと六代目菊之助さん、そして歌舞伎界全体の盛り上がりに期待を。

幕間のお弁当は地下の「やぐら」で求めた「志乃多寿司」のばらちらし寿司。
開場前に一階のお土産処「木挽町」で手焼きで焼きたての大黒堂さんの人形焼も戴きましたが、こちらの写真は撮り忘れ・・・。
どちらも長年お気に入りの好物ですが、変わらずおいしい!!

そして三幕目は本日一番のおたのしみ『弁天娘女男白波』。
「浜松屋」での新菊五郎さんの弁天小僧菊之助。
正体を見破られ、がらりと本性を現しての変貌ぶりと「知らざあ言って聞かせやしょう~」の黙阿弥の七五調の台詞回しが爽快!!
松也さんの南郷が良く、印象に残りました。
つづく「稲瀬川」での五人男の勢揃いは、新菊之助さんの弁天小僧に、同世代の役者さんが勤められる白浪五人男。
この若い役者さん達がご成長された暁に、また同じ配役で拝見出来る時がたのしみになる一場。
そして「極楽寺屋根立腹」での新菊五郎さんの見所たっぷりの壮快な大立廻りに大興奮し、がんどう返しで「山門」の場面となると、七代目菊五郎さんの青砥左衛門と團十郎さんの日本駄右衛門が現れ、錦絵のような華やかさに、うっとりと大満足のうちの幕に。
この音羽屋代々ゆかりの名作をこれからも何度でも味わわせて貰えますように。
やっぱり歌舞伎はおもしろい!!と爽快な気分にさせて貰えた、とても満たされた一日になりました。