「能への扉『天鼓〜弄鼓之舞〜』」

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表参道の銕仙会能楽堂研究所で「能への扉『天鼓〜弄鼓之舞〜』」を観能しました。
シテ方観世流の谷本健吾さん・笛方の八反田智子さん・研究者の中司由起子さんによる瑠璃の会主催の公演。
「弄鼓之舞」という特別演出での上演でした。
お能、超初心者の私。
学生時代の課外授業での初めての1回を含めて、お能を観るのは、今回でわずか4回目です。
恥ずかしながら、初回の学生時代と2回目までは、面白さを感じられなかった私。
先月伺った、荻窪の6次元さんでの、谷本健吾さんと同じく観世流能楽師の川口晃平さんによる「能楽妄想ナイト」で、『天鼓』の演目解説が有り、基礎知識を仕入れて伺うことが出来た今回の舞台。
いままでとは、全く違うかの様な、感動と面白さを感じることが出来ました。
静かで深い緊張感と気迫に「美」を感じられた気持ちになれたり、感情移入して観るうちに、面の表情がお面ではなく、素顔の表情の様に、どんどん変わって行く様に見え、高揚感を増していく天鼓の舞に、心を揺すぶられました。
なにしろ超初心者の感じ方なので、こんな感じ方でいいのかは、全くわからないところなのですが、お能って、美しくて面白い!!と感動し、とにかくまた、お能を観てみい!!と思わせて貰えた、とてもすてきな舞台でした。