「六月大歌舞伎」

「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 私の国貞」展図録より

 

歌舞伎座で上演中の「六月大歌舞伎」昼の部へ行ってきました。

大好きな菊五郎さんが、野晒悟助を演じられると知り、個展も終わる時期でもあり、絶好の自分へのご褒美に!!と、特別たのしみにしていました。

野晒悟助と聞いて、まず頭に浮かんだのは、あの国芳の「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」の浮世絵。

国芳の絵で印象的な、国芳らしい猫の寄せ絵で描いた骸骨模様の着物の、歌舞伎の衣装はどんなものなのかな?と、そんな興味も持ちながらの観劇。

歌舞伎座 舞台写真

 

俠客ながら、一休禅師の弟子である悟助のモットー「人の災いを省くこと骸骨目中の草を抜くがごとく」をそのまま描いた様な粋な着物でした。

その衣装を纏った菊五郎さんの悟助は、期待通りのかっこよさ!!

大詰めの足場を使った立廻りも爽快で、先月の弁天小僧にひき続き、やっぱり河竹黙阿弥は面白い!!

悟助を菊五郎さんが演じられるのは20年ぶりとのことで、私は今回が初めて。

これからも菊五郎さんの悟助を何度でも観たいです!!

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