臈纈染の生紬帯地

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着付けのお師匠さんである友人に、とってもすてきな臈纈染の生紬帯地を戴きました。

 

 

しなやかな生紬の生地に臈纈染でモダンですてきな抽象柄が六通に描かれ、太い節糸のところどころにもバレンで擦った様に黄金色が染めてある、ニュアンスのある凝ったすてきなすてきな帯地。

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お師匠さんが、リサイクルで見つけて、洗い張りに出して、きれいに反物状にしてお持ちになっていたものだそうで、私の手持ちの着物(ほんとに数少ないのですが)によく映えるのでは?と仰って。

 

着付けは数年前から惹かれて描き始めた、時代物のイラストレーションの為に、と友人だったお師匠さんに一昨年から教えて貰い始めました。

時代物の人物の着物姿の絵の為には、着付けを習うのがいちばんの勉強、と多くの方からもアドバイスを頂き、自分自身もそう思っていたのですが、どこで誰に教えて貰えばいいのか、と考えた時・・・。
まっさきに頭に浮かんだのが、いまお師匠さんになってくれている友人の美しい着物姿です。

彼女の凛として清潔感のある素敵な着姿に、以前からあこがれていましたが、着付けを始めるのなら教えてあげる、と言って貰っていた事もあり、お願いして弟子にして貰いました。

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そんな訳で、そのお師匠さんの審美眼に叶ってお持ちになっていた帯。

お師匠さんである友人は、もし気に入れば、とお気遣い下さいましたが、気に入らないはずなどありません!!

 

さすがの審美眼で探し出された帯地。柄も色も生地もニュアンスも、ほんとうにすてき!!
ずうずうしいとは思いながら、ありがたくありがたく頂戴させて頂きました。

慌ただしく寒さ厳しいこの年の瀬に、思いがけないすてきな贈り物で、ほっこりうれしく温かい気持ちになりました。
新年に、このすてきな帯を閉めて、お師匠さんときものでお出かけ、ご一緒できるのをたのしみに!!