「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」

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上野の森美術館で開催中の「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」へ行って来ました。

120年前に、北斎の世界初の本格的な回顧展を開いたとされる、アメリカの
ボストン美術館のコレクションによる展覧会。

なるべく空いていそうな日時をと思い、夜間開館のある金曜日の夕方からの延長時間に伺いましたが、それでも大変な混雑で、改めて北斎の人気ぶりを体感しました。

お目当ての、全5枚が一同に展示される「百物語」をゆっくり鑑賞し、摺物や『花の兄』の完本を興味深く鑑賞しました。

画狂老人卍時代の肉筆画「柳に鳥図」は、強い風が画面から吹いて来る様な、圧倒的な迫力の一枚。

最後に唯一北斎以外の作品で、娘お栄さん(画名・応為)の肉筆画「三曲合奏図」が展示されており、西洋絵画の技法に影響を受けたと思われる着彩方法や、長襦袢などの柄の着彩表現がすばらしい一点でした。

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