新作能「紅天女」

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観世能楽堂で上演された、新作能「紅天女」へ行って来ました。

美内すずえ先生の漫画「ガラスの仮面」を原作に、国立能楽堂が新作能に仕立てた「紅天女」の存在を知ったのは、お能のイベント「能楽妄想ナイト」に参加し、能を見始めた2年ほど前の一昨年のこと。

「ガラスの仮面」はまだ小学生の時「花とゆめ」の連載開始の初回を、9つ年上の従姉妹に読ませて貰ってから、「花とゆめ」を毎回購読する様になり、リアルタイムで読み続け、コミックスも揃えて読み返し続けていたほどのファンでした。

その「ガラスの仮面」の「紅天女」が新作能になり、紅天女は人間国宝・梅若玄祥先生が演じると聞けば、ぜひとも観てみたい!!と思いましたが、一昨年の公演のチケットは、残念ながら入手出来ませんでした。

今回は「ガラスの仮面」連載40周年記念の展覧会開催の記念公演。

先日「八王子薪能」にご一緒してもらった友人に、今回の再演を教えて貰ったのですが、チケット発売日を過ぎていたので、今回もまた入手不可能では?と思っていたのですが、うれしいことに入手出来ました!!

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4月にGINZA SIXに移築開場した観世能楽堂へ行くのも、今回が初めてで、たのしみに伺いました。

能の上演前には美内先生のプレトークがあり、先生の「紅天女」への熱い想いのお話しが。

 

 

 

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能が始まり、梅若玄祥先生の阿古夜や紅天女が謡うと、面の表情が素顔のように動き、謡っている様で、「やはり「紅天女」はお能の様なところに行き着く演劇なのでは?と思っている。」と、プレトークで美内先生が仰っていたお話しに納得。

「ガラスの仮面」で、マヤか亜弓さんが演じる「紅天女」はどんな風になるのかな?とたのしみに。

個人的には、ダブルキャストで、どちらにも演じて欲しいのですが・・・。

終演後には、先日の「八王子薪能」をご一緒して貰った友人達に、「能楽妄想ナイト」で知り合ったお友達方も加わって、美味しくお酒を飲みながら、今回の観能後の感想や、様々な打ち解けたお喋りで盛り上がり、とてもうれしくたのしい一夜を過ごさせて貰いました。