ひとめぼれの振り出し

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とてもすてきな振り出しに出会いました。

陶芸家の宇多田理恵さんの作品です。
昨年秋に初めて、東銀座のギャラリーで宇多田さんの陶芸作品を拝見し、魅力的な作風に心惹かれていました。

日本橋三越本店の美術サロンでの「奏陶会陶芸展」でこの振り出しを拝見し、ひとめぼれ。
お茶は習ったことが無いのですが、その形と質感と絵付けの絶妙な味わいに
惹き付けられてしまい、うちに来て貰うことにしました。

振り出しは、茶箱などの携帯用のお茶道具の一部で、金平糖などの細かな粒状のお菓子を入れる菓子器。
ギャラリーの方には、すげ蓋を取ってお花を差しても、とアドバイス頂きましたが、やはりいちばん最初は、振り出しとして使ってみたい。

ということで、緑寿庵清水さんの金平糖を。
この宇多田さんの作品に合いそうな、蜜柑の金平糖にしてみました。

手に取って眺めていると、自然と口元がほころんでしまうすてきな振り出し。
回し出すと出てくる金平糖との組み合わせの様子もとてもよく、すてきな作品にほっこりとした気持ちにさせてもらっています。